ミニスケール戦車プラモの塗装練習(その2:墨入れ1)

ウェザリングマーカー」を使った「墨入れ」の練習をした時の動画の説明です。
参考にしてください。

▲ 動画の説明は「字幕」でご覧ください。

「ウェザリングマーカー」を使って「墨入れ」する

薄めた黒塗料を凹みに流し込む「墨入れ」はプラモデル製作では一般的な技法ですが、ミニスケールのプラモデルの場合、入り組んだ部分の「墨」の拭き取りが難しく、細部が真っ黒になりがちです。
また、ミニスケールのプラモデルはモールドの凹凸が小さく、薄めた黒塗料を拭き取ると「墨」がほとんど残らないので、メリハリがなくなってしまいます。
一般的な「墨入れ」はミニスケールのプラモデルには適していないので、バンダイの「ウェザリングマーカー」を使って「墨入れ」をしてみました。


▲ 墨入れは「ガンダムマーカー」の 「ウェザリングマーカー」を使ってみます。
ウェザリングマーカー」は絶版になっていますが、タミヤの「ウェザリングマスター」の「スス」でも同じようにできると思います。


▲「スス」用の「ガンダムスートブラック」を使います。


よく振ってから…


▲「ウェザリングマーカー」を小皿に出します。


ドライヤーで乾かします。


▲ 使い古した先の開いた筆を使います。
傷んだ筆も他の用途に使えるので、捨てずにとっておきましょう。


▲「ウェザリングマーカー」は乾くと粉状の「スス」になります。

凹部の「墨入れ」


▲ まず、凹部に「スス」をこすり付けます


▲ ここは実物では穴が開いているので、奥まで真っ黒にします。


▲ 隅に届くように、先を短くした筆に替えます。
これも先が傷んだ筆を加工したものです。筆は小さい方が使いやすいです。


必要に応じて筆の種類を替えます。


▲ 右のグリルも先を短くした筆を使って、奥までしっかり黒くします。

凸部の隅やパネルラインの「墨入れ」


▲ 次は、凸部の隅に「スス」をこすり付けていきます。


「影」ができる部分を黒くしていく感じです。


▲ あとで余分な「スス」は取り除くので、周りが黒くなっても構いません。


「影」を描きこむように「スス」をこすり付けます。


パネルラインの中にも「スス」をしっかり入れます。


工具の隅もしっかり「スス」をこすり付けておきます。

車体の隅の「墨入れ」


車体の隅も黒くしておきます。


垂直面の下側も「」ができるので、下から上に「スス」をこすり付けておきます。


フェンダーの横も「スス」を下から上にこすり付けておきます。


▲ 作業が終わったら、平筆を使って全体を馴染ませます。

この後、「墨」を拭き取る作業に移ります。

倍速フルバージョンです。(動画の説明は「字幕」でご覧ください)

まとめ

ウェザリングマーカーを使ったミニスケールプラモデルへの「墨入れ」は、それほど難しくありません。
小さい筆を使って、凹凸部にチマチマこすり付けるだけです。

ぜひ試してみてください!

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