不注意でクリアパーツの一部を溶かしてしまったので、補修してみました。
手順を踏めば、クリアパーツの傷消しは、そんなに難しくありません。
元パーツの歪みも修正出来て平滑度も上がります。ぜひ、お試しください!
クリアパーツの傷の状態
▲ クリアパーツの一部が、シンナーで溶けてしまったので…
▲ …磨いてクリアに戻しました。
傷の深さの見極め
傷の深さを確認するために、適当な水ペーパーで磨きます。
▲ まずは、600番の水ペーパーで磨いてみます。
使うのは、タミヤの「フィニッシングペーパー」です。
▲ 水に中性洗剤を少し入れておくと、削りカスが取れやすくなります。
▲ 今回は平面なので、プラ板で作った当て板を使います。
▲ 水をたっぷり付けます。
▲ 面が荒れているので、慎重に磨きます。
最初は凸凹なので、面が出るまでは少しずつ削っていきます。
▲ 一定方向に磨きます。
▲ クリアパーツは脆いので、力を入れすぎないように注意します。
力を入れすぎると、すぐにヒビが入ります。
▲ 傷が深そうなので、磨き残しが分かりやすいように黒く塗ります。
▲ 全面を塗りつぶします。
▲ 黒色を消すように、一定方向に磨きます。
▲ マメに水を付けて、削りカスを落とします。
削りカスが残ったままだと、水ペーパーが目詰まりして削れません。
▲ かなり傷が深いです。
▲ 傷がなかなか消えません。
▲ まだ傷が残っています。
▲ もう一度、磨いてみますが…
▲ 消えません。
400番の水ペーパーで磨く
600番の水ペーパーでは傷が消えなかったので、番手を下げて磨き直します。
▲ 番手を下げて、400番で磨き直します。
▲ 磨き残しが分かりやすいように黒く塗ります。
▲ 傷の周囲を中心に全体を磨きます。
▲ 傷が消えました。
▲ 全体を磨いておきます。
▲ きれいな摺りガラス状になりました。
600番の水ペーパーで磨く
▲ 傷が消えたので、番手を上げて600番で磨きます。
▲ 磨き残しが分かるように、磨く方向を90度変えます。
▲ 横方向の傷が消えるまで磨きます。
▲ 一旦、確認します。
▲ もう一度、磨いておきます。
▲ 縦方向の傷だけになりました。
800番の水ペーパーで磨く
▲ 次は800番で磨きます。
▲ 磨く方向を変えます。
▲ 縦方向の傷が消えるまで磨きます。
▲ 一旦、確認します。
▲ もう一度、磨いておきます。
▲ 横方向の傷だけになりました。
1000番の水ペーパーで磨く
▲ 次は1000番で磨きます。
▲ 磨く方向を変えます。
▲ 横方向の傷が消えるまで磨きます。
▲ 一旦、確認します。
▲ もう一度、磨いておきます。
▲ 縦方向の傷だけになりました。
1200番の水ペーパーで磨く
▲ 次は1200番で磨きます。
▲ 磨く方向を変えます。
▲ 縦方向の傷が消えるまで磨きます。
▲ 一旦、確認します。
▲ もう一度、磨いておきます。
▲ 横方向の傷だけになりました。
2000番の水ペーパーで磨く
▲ 次は2000番で磨きます。
▲ 磨く方向を変えます。
▲ 横方向の傷が消えるまで磨きます。
▲ 一旦、確認します。
▲ もう一度、磨いておきます。
▲ 縦方向の傷だけになりました。
青コンパウンドで磨く
▲ 次はタミヤの「青コンパウンド」で磨きます。
▲ 綿棒に付けて磨きます。
▲ 一定方向に軽く磨きます。
▲ コンパウンドは、たっぷり付けましょう。
▲ 一気に透明度が上がりました。
▲ もう少し磨きます。
▲ キュッキュッと音がしたら完了です。
▲ ペーパーの傷は消えましたが、内側が曇っています。
白コンパウンドで磨く
▲ 仕上げにタミヤの「白コンパウンド」で磨きます。
▲ 一定方向に軽く磨きます。
▲ キュッキュッと音がしたら完了です。
▲ 外側はクリアになりましたが、内側に傷がありますね。
内側の傷の処理
▲ 削り残しが分かるように、傷の周囲を黒く塗っておきます。
▲ 400番で一定方向に磨きます。
▲ 傷が消えました。
▲ 次は600番で磨きました。
▲ 800番
▲ 1000番
▲ 1200番
▲ 2000番
▲ 青コンパウンド
▲ 白コンパウンド
▲ ほぼ、透明になりました。
仕上がった状態
▲ 手順を踏めば、クリアパーツの傷消しは、そんなに難しくありません。
チャレンジしてみてください!
今回のポイント
- 磨き残しが分かるように傷の周辺を黒く塗る。
- 傷の深さに合った番手の水ペーパーで一定方向に磨く。
- 傷が消えたら水ペーパーの番手を順番に上げていく。
- 磨き残しが分かるように番手を上げるごとに磨く方向を変える。
- 2000番まで磨いたらコンパウンドで磨く。
- コンパウンドは綿棒に付けて軽く磨く。
- キュッキュッと音がしたら完了。
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