バンダイのビークルモデル014「ブロッケードランナー」を作ってみました。
今回は「上塗り編:タミヤアクリル塗料で筆塗り」です。
前回塗装した黒下地を生かしつつ筆塗りでリアルな感じにしてみます。
上塗り1回目 & 塗料の準備
上塗りはタミヤのアクリル塗料を筆塗りします。
タミヤのアクリル塗料は水で薄められるので扱いやすく、臭いも気になりません。
乾いても、マジックリンで簡単に落とせます。
▲ タミヤアクリル塗料のデッキタン(XF-55)で塗ります。
▲ よくかき混ぜます。
▲ 底の深いショットグラスに移します。
ショットグラスは深さがあるので、塗料が蒸発しにくい点が便利です。
▲ そのままの濃度では濃いので少し水で薄めます。
▲ モールドが細かいので、1.5mm幅の平筆を使います。
小さい筆でチマチマ塗ると適当なムラが出ていい感じになります。
▲ 最初は凹部から塗っていきます。
▲ 筆に含ませた塗料を伸ばしていく感じで塗ります。
▲ モールドに塗料が残らないように全体に広げます。
1回目は、薄く全体に塗るのがポイントです。
▲ 下が透けていても構いません。
水で薄めたタミヤアクリル塗料は伸びが良いので、ササッと塗ることができます。
▲ スミ入れのような感じで塗っていきます。
▲ 凹凸が多いので、塗りやすい方向に塗ります。
塗料は、もう少し濃くても良さそうです。
▲ 1回目の塗装が終わりました。
▲ ちょっと塗料が薄すぎました。
上塗り2回目
▲ 2回目も同じような感じで塗っていきます。
▲ 水で薄めているので、塗り重ねても下の塗装は溶けません。
モールドが埋まらないように注意しながらガシガシ塗っていきます。
▲ 2回目の塗装が終わりました。
▲ 少し色が載ってきました。
上塗り3回目
▲ 3回目は陰になる部分以外で、下地が透けている所を中心に塗っていきます。
▲ 後で汚すので多少のムラや透けが残っても構いません。
▲ 色が載りにくい凸部や端部も塗っておきます。
▲ エンジン裏等の陰になる部分は塗りません。
▲ 3回目の塗装が終わりました。
▲ 汚れた宇宙船なら、この状態でも良さそうですね。
エイリアンの「ノストロモ号」っぽい感じです。
▲ 裏側です。
上塗り4回目(仕上げ)
▲ 下地が透けている部分を塗って仕上げます。
▲ きれいに仕上げることが目的ではないので、筆ムラが残っても構いません。
水性アクリル塗料は塗膜が弱いので、凸部や端部を少し厚塗りしておきます。
▲ 少し塗料を濃くしています。
時間がかかりますが、薄めた塗料を数回塗り重ねると、割と簡単にヤレた感じの塗装になります。
▲ 光の当たる部分や陰になる部分を考えて色の濃さを変えるとリアルになります。
▲ 4回目の塗装が終わりました。
▲ 下地の黒色が適度に透け、立体感や汚れた感じが出ました。
▲ この上に汚しを加えていきます。
▲ 裏側です。エンジン裏の陰になる部分は透けを残しています。
▲ 下部エンジン部です。
▲ エンジン裏の陰になる部分は透けを残しています。
▲ 中段のエンジンブロックです。
▲ エンジンの左右パーツです。
▲ 細かいパーツもランナーのまま塗りました。
今回のポイント
- 水で薄めたタミヤアクリル塗料を筆に含ませ、模型上で伸ばす感じで塗る。
- 初めはムラや透けを気にせずに塗り、数回に分けて塗って仕上げる。
- 塗り重ねても下の塗装が溶けないので、薄い塗料を重ね塗りするのがコツ。
- きれいに仕上げることが目的ではないので、あえて筆ムラや透けは残す。
タミヤアクリル塗料を水で薄めて塗れば、割と簡単に筆塗りできます。
水性塗料なので臭いもないし、後始末も楽です。
次回は、赤ラインを入れて組み立てます。
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