バンダイのビークルモデル014「ブロッケードランナー」を作ってみました。
今回は「組み立て&下塗り編」です。
このキットは部品の精度が高いのでゲート跡とパーティングライン整形だけで仕上げます。
バンダイ「ブロッケードランナー」ビークルモデル014
▲ バンダイのブロッケードランナーを作ります。
仮組みの状態
このキットはスナップフィットなので、接着剤を使わずに仮組みすることができます。
ただ、そのまま組むと仮組み後に分解できなくなるので、あらかじめダボを短くしておきましょう。
▲ パーツの合いも良いし、モールドも細かい良キットです。
▲ マイナーな宇宙船ですが、元々はこれがミレニアムファルコンでした。
個人的には、すごくかっこいいです。
ゲート跡、パーティングラインの整形
こういう小さいキットは、ゲート跡やパーティングラインをしっかり整形しておかないと、ぴったり合わないので、丁寧に作業するのがポイントです。
▲ まず、油性ペンで削る部分を黒く塗ります。
▲ こうしておくと、削れた部分が一目でわかるので、削りすぎを防げます。
▲ 精密三角ヤスリで少しずつ削ります。
このキットは部品の精度が高いので、ゲート跡とパーティングライン整形だけで仕上げます。
▲ エンジン横のゲート跡を油性ペンで塗ります。
▲ ここは目立つので、きれいに仕上げましょう。
断面が丸いので、削りすぎて平らにならないように注意します。
▲ 削れました。
▲ パーティングラインも軽く処理しておきます。
こうしておくと、部品の合いが良くなります。
▲ 合わせ面も軽く整えておきます。
▲ 合わせ面のゲート跡は、しっかり削っておきます。
接 着
本来は接着剤は不要ですが、ダボを削っているので、接着剤を使って補強します。
▲ 仮組みのため、ダボを削っているので瞬間接着剤で接着します。
▲ 某「初代さん」お勧めのWAVE「x3S」を使います。
▲ 付属のノズルを取り付けます。
▲ ダボの部分に少しだけ付けます。
▲ 瞬間接着剤なら数秒で固まるので、作業が捗ります。
▲ 5番のパーツも接着します。
▲ 10番と11番のパーツを接着します。
▲ 17番をはめ込んで…
▲ ここは流し込み接着剤を使います。
▲ 使ったのは「Mr.セメントSP」です。
▲ 16番のパーツを接着します。
▲ 9番のパーツを接着します。
▲ 流し込み接着剤で前側を補強しておきます。
▲ 8番のパーツを接着します。
▲ ここで7番のパーツを接着しておきます。
▲ 同様に21番に18番を接着しておきます。
▲ 3番のパーツを接着します。
▲ 1番のパーツを接着します。
▲ 2番のパーツを接着して完了です。
下塗りの準備
缶スプレーで下塗りをするので、塗料が付いては困る部分をマスキングしておきます。
▲ 糸くずの出ない「キムワイプ」を…
▲ 小さく切って…
▲ 細く丸めてエンジンノズルに詰めます。
▲ エンジンノズル内は後で塗装するので、下塗りの塗料が入らないようにしておきます。
▲ 全部詰めました。
下塗りの準備
白いパーツに白系の塗料を塗ると、プラが透けておもちゃっぽくなるので、透け防止に黒色を塗っておきます。
▲ 塗装しやすいように、中・下段エンジンは接着しませんでした。
▲ 透け防止にタミヤのスプレー(つや消し黒TS-6)で下塗りします。
今回はタミヤの缶スプレーを使いましたが、現在は、クレオスの「水性ブラックサーフェイサー1000」が手に入るので、こちらを使った方がいいです。
▲ 吹く前に缶をよく振ります。
缶スプレーで下塗り
この動画では全体を缶スプレーで塗っていますが、スナップフィット・キットの場合、合わせ面をマスキングして塗料が付かないようにしましょう。
そうしないと組み立て難くなるので、注意してください。
▲ 1回目は全体に吹き付けます。最初は砂吹き程度で充分です。
▲ 吹き残しがあっても構いません。
▲ 2回目は吹き残し部分を中心に吹きます。
▲ 凹凸が多いので、できるだけ塗料が重ならないように吹きます。
▲ 動画では編集していますが、塗装中も缶をよく振ってください。
▲ 3回目は塗料が届きにくい陰の部分をピンポイントで吹きます。
▲ 塗料が届く向きを考えながら吹きます。
▲ 4回目は全体に均一になるように吹きます。
下塗り完了状態
▲ こんな感じになりました。
▲ 塗装するとモールドの細かさがよく分かります。
▲ エンジンの裏側も塗れています。
▲ 下段のエンジン部も同様に塗装しました。
▲ 裏側も塗れています。
▲ 中段のエンジンブロックです。
▲ エンジンの左右パーツです。
▲ 細かいパーツはランナーのまま塗りました。
次回は上塗り塗装です。
今回のポイント
- パーツの精度が高いので、ゲート跡とパーティングラインの整形だけで仕上げる。
- 塗装のことを考えて、中段と下段のエンジンブロックは接着しない。
- 仮組のためダボを削ったので、瞬間接着剤で接着する。
- 透け防止に下地にツヤ消し黒スプレーを吹いておく。
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