旧車以外では自動車の窓ガラスは着色されていますが、なぜかカーモデルの窓ガラスは透明です。
どんなにボディの塗装を頑張っても、窓ガラスが透明のままでは残念な感じになるので、エアブラシを使わずに手軽に色を付けられないか試してみました。
今回は「ほぼ完結編」です。
塗料の混色「クリアグリーン+スモーク」
「第1弾」のクリアグリーンだけでは鮮やかすぎたので、スモークを混ぜてみます。
「第1弾」はこちらをご覧ください。
▲ X-25 クリアグリーンを使います。
▲ よ~くかき混ぜます。
▲ ショットグラスに移します。
ショットグラスは深さがあるので、塗料が蒸発しにくい点が便利です。
▲ X-19 スモークで少し濃くします。
▲ スモークを少し足します。
▲ 水で薄めます。
▲ 今回はクレオスの Mr.ブラシ 平筆2号 を使っています。
フロントウィンドウ「1回目:失敗編」
▲ 筆で塗っていきます。
▲ ちょっと濃いですね。
▲ ハケ目が残ります。
▲ ハケ目を消そうとしていますが…
▲ …広がっていきません。
▲ 小さい泡も出ています。
▲ 全体に伸ばそうとしましたが…
▲ …失敗です。
フロントウィンドウ「2回目:成功編」
塗料を薄くして、やり直しです。
▲ これぐらいの濃さが良さそうです。
▲ 1回目より伸びがいいです。
▲ 手が邪魔でよく見えませんが、すっすっと塗れています。
▲ 余分な塗料を筆で吸い取ります。
▲ これぐらいの濃さだと、塗装面のムラも吸い取れるようです。
▲ 端に溜まった塗料を吸い取ります。
▲ クレオスの筆は使いやすいですね。
▲ 塗装面が均一になりました。
▲ ドライヤーの冷風で乾かします。
フロントウィンドウ2回目の結果
▲ 乾くと多少のムラは滑らかになるようです。
▲ 「第1弾」より、きれいに塗れていると思います。
「第1弾」はこちらをご覧ください。
▲ 透明度もいい感じです。
▲ キットに取り付けてみました。
▲ 色の濃さも丁度いい感じです。
サイドウィンドウ「1回目:失敗編」
サイドウィンドウも同様に塗ってみます。
▲ サイドウィンドウも塗ってみます。
▲ 塗料が、はじかれています。
▲ リカバリーしようとしましたが…無理そうです。
▲ 乾く前に拭き取ります。
▲ 綿棒に薄めたマジックリンを付けて拭き取ります。
▲ きれいな綿棒で拭き取れば、はじかれなくなります。
サイドウインドウ「2回目:成功編」
塗装面をきれいに拭いて、やり直します。
▲ はじかなくなりましたが、少し濃度が濃いようです。
▲ 少しハケ目が見えますね。
▲ 余分な塗料を筆で吸い取ります。
▲ ドライヤーの冷風で乾かします。
サイドウインドウ2回目の結果
▲ 乾くとハケ目が目立たなくなりました。
▲ 透明度はこんな感じです。練習すれば、もっと上手く塗れそうです。
リアウィンドウ「スモーク編」
「第2弾」のスモークはイマイチだったので、再挑戦してみます。
「第2弾」はこちらをご覧ください。
▲ スモークにクリアグリーンを少し加えました。
▲ ささっと塗っていきます。
▲ 余分な塗料を筆で吸い取ります。
▲ ドライヤーの冷風で乾かします。
1回目の結果
▲ スモークにクリアグリーンを足しても、まだ薄いですね。
▲ 透明度はこんな感じです。
スモークを塗り重ねる
▲ 薄かったので、塗り重ねてみます。
▲ 水で薄めたタミヤカラーは重ね塗りが可能です。
▲ 余分な塗料を筆で吸い取ります。
▲ ドライヤーの冷風で乾かします。
塗り重ねた結果
▲ 2回塗りで少し濃くなりました。
キットに取り付けた状態(全体確認)
▲ キットに取り付けてみました。
▲ スモークは薄いですね。
▲ 前のガラスは実車っぽくなりました。(少し濃いかな?)
▲ このサイズなら、この方法は使えそうです。 AFVの防弾ガラスも塗れそうです。
▲ 「第1弾」の時の状態です。これはクリアグリーン2回塗りです。
サイドとリアは塗っていません。
今回のポイント
- クリアグリーン+スモークで調色可能。
- 水で適切な濃度に薄めると滑らかに塗れる。
- 余分な塗料は筆で吸い取る。
- 多少のムラは冷風ドライヤーで馴染む。
- スモークはクリアグリーンを加えてもまだ薄い。
(クリアグリーンの上にスモークを塗る?) - スモークはエアブラシでないと無理かも。
これぐらいのサイズなら、この方法でもなんとかなりそうです。
ただ、スモークは改善の余地がありますね。
参考にしてもらえると嬉しいです。
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