マイペットで作ったスミ入れ塗料を水筆ペンでスミ入れしてみた!

水性アクリル塗料を水とマイペットで薄めたスミ入れ塗料を、水筆ペンスミ入れしてみました。
エナメルほど伸びませんが、プラスチックを痛めないし、水で落とせるので安心して使えます。
組立前にスミ入れしておけば、老眼で見えにくい細かなモールドの確認に使えます。
プラモデルのスミ入れの参考にしてください。

▼「動画はこちらをご覧ください

流動性のチェック

水性塗料 + 水


タミヤ水性アクリル塗料を使います。


▲ よく かき混ぜて…


▲ 皿に移します。


水を1滴、垂らして…


▲ …混ぜます。


▲ プラ板に 0.3mm 幅の溝を掘りました。


▲ 溝の上にチョン付けします。水で薄めただけなので、少し弾きます


ほとんど流れません。

水性塗料 + 水 + マイペット


弱アルカリ性洗剤の「マイペット」を加えてみます。

¥174 (2024/12/22 15:04時点 | Amazon調べ)


▲ まずは1滴、加えてみます。


▲ 溝の上にチョン付けします。


水だけより流れます。


約30秒で、こんな感じです。

水性塗料 + 水 + マイペット2滴


マイペットもう1滴加えます。


▲ 溝の上にチョン付けします。


マイペット1滴より流れます。


約20秒で、こんな感じです。


少し洗剤の匂いがします。

流動性チェックのまとめ

・水性塗料+水だけでは溝に流れない
・マイペットの量が多いほど流れやすいが、エナメル系ほどではない
・マイペットと水は2:1が良さそう
・少し洗剤の匂いがする
・乾き難いのでドライヤーが必要(後述)
・マイペットの量が多いと塗料が分離する(後述)

拭き取り

綿棒 編


綿棒で拭き取ってみます。


水で湿らせます。


▲ 「水性塗料+水」を拭き取ってみます。


ほぼ、拭き取れません。


▲ 「水性塗料+水+マイペット」を拭き取ってみます。


軽く拭き取れます。


▲ 「水性塗料+水+マイペット2滴」も、水だけで簡単に拭き取れます。


▲ これは手軽です。

手作りペン 編


▲ ダイソーの「手作りペン」です。


▲ 中身です。


細字・太字 2種類のセットです。


▲ 芯にインクを染み込ませると、自作のペンが作れます。


▲ 水を染み込ませて、スミ入れ塗料の「拭き取りペン」にしてみます。


2分程度、漬けました。


芯の外側を拭いておきます。


▲ 芯を本体に入れますが…


奥まで入らないようです。


尾栓を押し込みます。


▲ これで完成です。


▲ 割とすぐ、水が出てきました。


▲ 「自作拭き取りペン」で拭き取ってみます。ペン先は「細字」にしました。


問題なく拭き取れます。


ペン先の汚れは、こんな感じです。

拭き取りのポイント

・マイペットを混ぜたスミ入れ塗料は、水を少し付けた綿棒で落とせる
・水を含ませた手作りペンなら、細かい部分のスミを落とせる。一本あると便利。

水筆ペンでスミ入れ


ぺんてるの「みず筆(小)」です。

¥465 (2024/12/22 15:04時点 | Amazon調べ)


▲ 先が「筆」になっています。


▲ ボトルにスミ入れ塗料を入れてスミ入れペン」にしてみます。


▲ ボトルに水を10滴入れます。


マイペットを20滴入れます。


▲ タミヤの水性アクリル塗料を入れます。


▲ 組み立てます。


▲ よく混ぜます。


ボトルを押して、穂先に塗料を押し出します。


かなり強く押さないと出てきません。


▲ やっと出てきました。


▲ 溝にスミ入れしてみます。


色が薄いです。


塗料を足します。


▲ 塗料を押し出します。


▲ スミ入れしてみます。


あまり流れません。


約28秒で、こんな感じです。


マイペットを足します。


▲ 塗料を押し出します。


▲ スミ入れしてみます。


流れるようになりました。

水筆ペンでスミ入れのポイント

・筆先にスミ入れ塗料が染み出すので、連続して作業しやすい
・水溶液なので、筆ペン破損の心配がない
・マイペットの量が多いと、塗料の成分が分離する(後述)

¥465 (2024/12/22 15:04時点 | Amazon調べ)

スミ入れ実践編

ガンプラ 系


▲ バンダイの1/144「デミトレーナー」にスミ入れしてみます。


エナメル程ではありませんが、スミ入れできます。


▲ 組立時にスミ入れすれば、細かいモールドの確認ができます。


ドライヤーで乾かします。


▲ 「自作拭き取りペン」で拭き取ります。


簡単に拭き取れます。


ペン先が汚れるので、拭き取りながら作業します。


少し色が薄いですが、スミ入れできました。

AFV 系


ウォルターソンの1/72「タイガーⅠ型」にスミ入れしてみます。


▲ 老眼で見えにくいモールドの確認にも使えそうです。


▲ 水溶液なので、プラスチックを痛めません。


▲ このキットは 999円ですが、意外にモールドが細かいです。塗装の練習に最適です。


▲ ドライヤーで乾かします。


▲ 「自作拭き取りペン」で拭き取ります。乾くと少しツヤが出ます。


▲ こんな感じになりました。

飛行機 系


プラッツの1/144「A10」にスミ入れしてみます。


▲ このキットはモールドが繊細なので、塗りつぶす感じになります。


▲ ドライヤーで乾かします。


▲ 「自作拭き取りペン」で拭き取ります。


▲ 「拭き取りペン」では、キレイに拭き取れません。


▲ 水を付けた綿棒で拭き取ります。


平面の拭き取りは、綿棒が使いやすいです。


左側だけスミ入れしてみました。

艦船 系


フジミ模型の1/700「金剛」にスミ入れしてみます。


▲ このキットはモールドが細かすぎて、よく見えません…


▲ ドライヤーで乾かします。


▲ 水を付けた綿棒で拭き取ります。


▲ 「自作拭き取りペン」でも拭き取ってみます。


下半分だけスミ入れしてみました。


モールドが少し見やすくなりました。


▲ 水筆ペンの塗料が分離していました。マイペットが多すぎたのかもしれません。

まとめ

・マイペットを混ぜたスミ入れ塗料は、水を少し付けた綿棒で落とせるので使いやすい
・流動性はエナメル系には及ばない
・乾き難いのでドライヤーで乾かす
・乾くとツヤが出るので、よく拭き取ること
・少し洗剤の匂いがする
・水溶液なのでプラスチックを傷めない
・水溶液なので水筆ペンや手作りペンが使える
・マイペット成分が多いと塗料が分離する
・組立前にスミ入れしておけば、老眼でも細かいモールドが見やすくなる

¥174 (2024/12/22 15:04時点 | Amazon調べ)
¥465 (2024/12/22 15:04時点 | Amazon調べ)

こちらのサイトが参考になります。
安全!キレイ!簡単!新時代の革命的テクニック「アクリル塗料スミ入れ」の方法を徹底解説!我々はもう、スミ入れでガンプラが割れる恐怖から解放されたのです!

もうガンプラのスミ入れで割らない! マジックリン以外のあれで水性スミ入れ塗料を作ってみた

コメント

タイトルとURLをコピーしました