話題の「化粧スポンジ塗装」が面白そうだったので試してみました。
手間は掛かりますが、平面なら筆塗りより簡単かもしれません。
プラモデルの塗装の参考にしてください。
ダイソー「メイクアップスポンジ」の紹介
化粧スポンジは「ダイソー」で購入しました。
▲ これが「ダイソー」の「メイクアップスポンジ」で10個入りです。
▲「ハウス型」というタイプです。他に「ウエッジ型」があります。
「ネイルスポンジペン」の紹介
「ネイルスポンジペン」はネイルアートで使う道具ですが、スポンジ塗装に使えそうだったので「アマゾン」で購入してみました。
▲ これがネイルアートで使う「ネイルスポンジペン」です。
筆などもセットされて1,000円程度でした。
▲ 先にスポンジが付いていて、取り外せます。
▲ 予備のスポンジが付いています。
丸いタイプと少し先が尖ったタイプの2種類です。
化粧スポンジ塗装テスト
ダークイエロー:1回目
化粧スポンジに塗料を付けて、プラ板にスタンプしてみます。
▲ タミヤの水性アクリル塗料「ダークイエロー(XF-60)」を塗ってみます。
▲ 塗料が沈殿しているとキレイに塗れないので、よくかき混ぜて…
▲ 小皿に移します。
▲ スポイトで水を加えて…
▲ かき混ぜます。
▲ もう少し水で薄めます。
▲ かなり薄めました。
▲ 化粧スポンジの「屋根」の部分を使ってみます。
▲ 化粧スポンジを塗料皿の薄めた塗料に押し付けて染み込ませます。
▲ パレットにスタンプして、化粧スポンジに付いた余分な塗料を取り除きます。
▲ 黒サフを吹いたプラ板にスタンプしてみます。
黒サフはクレオスの「水性ブラックサーフェイサー1000」です。
▲ 連続してスタンプしてみますが…
▲ 少し塗料が少ない感じです。
▲ 化粧スポンジに塗料を付け足しました。
▲ とりあえず、この状態でスタンプしてみます。
▲ 泡が大きいので潰します。
▲ 塗料を、ちょっと付け過ぎた感じがしますが…
▲ スポンジなので、押し付けて吸い取ることができます。
▲ まだ泡が残っていますが、ここまでにします。
▲ とりあえず、1回目はこんな感じになりました。
▲ ドライヤーの冷風で乾かします。塗料が薄いので、すぐに乾きます。
▲ ムラだらけですが、塗料が薄いので表面は滑らかです。
ダークイエロー:1回目 (ネイルスポンジペン編)
ネイルスポンジペンに塗料を付けてプラ板にスタンプしてみます。
▲ ネイルスポンジペンでも作業してみます。
▲ ネイルスポンジペンは、本来はネイルアートのグラデーションを作る道具です。
先のスポンジに薄めた塗料を押し付けて染み込ませます。
▲ パレットにスタンプして、スポンジに付いた余分な塗料を取り除きます。
▲ 化粧スポンジと同様に、黒サフを吹いたプラ板にスタンプしてみます。
黒サフはクレオスの「水性ブラックサーフェイサー1000」です。
▲ ネイルスポンジペンは先が丸いので、力加減が分かりにくいです。
▲ スポンジの中心に塗料が集まるので、平面へのスタンプは向いてない感じです。
▲ ほとんど塗料が付いていません。塗料の濃度にも問題がありそうです。
▲ ドライヤーの冷風で乾かします。
▲ 化粧スポンジと比べると、ネイルスポンジペンは塗料が載りませんね。
ダークイエロー:2回目
1回目で少し塗料が載ったので、さらに塗り重ねてみます。
▲ 2回目をスタンプしていきますが…。
▲ この部分は塗らない予定でしたので、拭き取ります。
▲ 水性塗料は下の塗装を溶かさないので、拭き取ることができます。
▲ 残りの部分をスタンプします。
▲ 後で説明しますが、2回目以降はスタンプする向きを変えた方がいいです。
ダークイエロー:2回目 (ネイルスポンジペン編)
▲ ネイルスポンジペンでも塗り重ねてみます。
▲ やはり、色を載せるのが難しいです。
▲ 2回塗り重ねた状態です。ネイルスポンジペンでは塗れませんね。
ダークイエロー:3回目
▲ 3回目をスタンプしていきます。
▲ ネイルスポンジペンで塗った部分も化粧スポンジで塗り重ねます。
ネイルスポンジペンでのスポンジ塗装は中止です。
▲ 3回塗り重ねた状態です。ムラは消えていませんが、色は載ってきました。
ダークイエロー:4~9回目
▲ 4回目をスタンプしていきます。
▲ 同じ向きでスタンプしているので、縞が目立ちますね。
スタンプをする向きは毎回、変えた方がいいです。
▲ 4回塗り重ねた状態です。ムラを残したいなら、これでも良さそうです。
▲ 5回塗り重ねた状態です。
▲ 6回塗り重ねた状態です。
▲ 7回塗り重ねた状態です。
▲ 8回塗り重ねた状態です。
▲ 9回塗り重ねた状態です。
塗料が薄いので手間がかかりましたが、表面はキレイです。
ダークイエロー:最終仕上げ
スポンジ塗装で塗り重ねて、ある程度キレイになった塗装面に、余分な塗料が残っていない状態の化粧スポンジを強くスタンプすると、さらに表面を滑らかにすることができます。
▲ 化粧スポンジに染み込んだ塗料を押し付けるようにスタンプしてみます。
▲ 画面が揺れるほど押し付けています。
▲ こうすると、塗装面が滑らかになります。
中の塗料が染み出して塗装面がまとまるようです。
▲ 乾いたら向きを変えてスタンプします。
▲ 右端の下半分が滑らかになりました。
▲ 下は「化粧スポンジ」だけで仕上げたプラ板です。
これならミリタリーモデルに充分使えそうです。
オリーブドラブ:1回目
オリーブドラブでも同様にスタンプしてみます。
▲ タミヤの水性アクリル塗料「オリーブドラブ(XF-62)」を塗ってみます。
▲ 化粧スポンジに水で薄めた塗料を染み込ませます。
▲ パレットにスタンプして余分な塗料を取り除きます。
▲ 黒サフを吹いたプラ板にスタンプしていきます。
黒サフはクレオスの「水性ブラックサーフェイサー1000」です。
▲ ドライヤーの冷風で乾かします。
▲ 乾くと完全つや消しになります。
▲ 1回目はムラだらけですね。
オリーブドラブ:2回目
▲ 2回目は縦方向にスタンプします。
▲ 2回目で少し色が載りました。
オリーブドラブ:3回目
▲ 3回目は横方向にスタンプします。
▲ 3回塗り重ねた状態です。
下地が黒色だと良くわかりませんが、だんだん色が載っています。
オリーブドラブ:4~9回目
▲ 4回目は縦方向にスタンプします。
▲ 縦横、向きを変えてスタンプすると、ムラが目立ちにくくなります。
▲ 6回塗り重ねた状態です。
▲ 8回塗り重ねた状態です。
▲ 9回塗り重ねた状態です。
適当に塗っても、9回繰り返せばキレイになりますね。
結果比較
▲ 手間がかかりますが、平面なら筆で塗るより簡単かもしれません。
化粧スポンジ塗装のポイント
- かなり水で薄めた水性塗料を使う。
- 1回目はムラを気にせず連続でスタンプする。
- スタンプした後は、ドライヤーの冷風で乾かす。
- 2回目以降は向きを90度変えてスタンプする。
- 好みの塗装状態になるまで繰り返す。
- 塗料をよく拭き取った状態のスポンジを押し付けるようにスタンプすると
表面を滑らかにすることができる。 - 飛行機などの平面の多い模型に使えるかも。
まとめ
ダイソーの化粧スポンジを使った塗装は、適当に塗っても数回繰り返せばキレイになるので、筆塗りより簡単かもしれません。
ぜひ試してみてください!
「化粧スポンジ塗装 実践編」も ご覧ください。
コメント