「化粧スポンジ塗装」をミニスケールの戦車プラモデルで試してみました。
塗料の濃度を調整すれば、筆塗りより簡単かもしれません。
プラモデルの塗装の参考にしてください。
「化粧スポンジ塗装 基本編」については、こちらをご覧ください。
ダイソー「メイクアップスポンジ」のカット
化粧スポンジは、そのままでは大きすぎるのでカットして使います。
▲ これが「ダイソー」の「メイクアップスポンジ」です。
▲「ウエッジ型」というタイプです。
▲ 右は「基本編」で使った「ハウス型」です。
▲ 大きいのでハサミでカットします。
柔らかいのでカッターナイフでは切れません。
▲ 少し短くします。
▲ もう少し先を細くします。
▲ 小さいハサミで先端のエッジを落としますが…
▲ この作業は不要でした。
▲ こんな感じになりました。
▲ 逆ピンセットに挟んで使います。
化粧スポンジ塗装テスト ダークイエロー
ダークイエロー:1回目
▲ タミヤの水性アクリル塗料「ダークイエロー(XF-60)」で塗ってみます。
▲ 良くかき混ぜて…
▲ 小皿に移します。
▲ 水を加えます。
▲ 今回は、あまり薄めませんでした。
薄い塗料を使った「基本編」では、なかなか塗料が載らなかったので、少し濃い目にしてみます。
▲ 塗料を少し付けます。
▲ パレットにスタンプして、化粧スポンジに付いた余分な塗料を取り除きます。
▲ ハセガワの1/72 4号戦車F2型に、クレオスの水性黒サフを吹きました。
黒サフはクレオスの「水性ブラックサーフェイサー1000」です。
▲ 軽くスタンプしていきます。
▲ 1回目はムラを気にせず、スタンプしていきます。
▲ 塗料が濃いので、載りはいいのですが…
▲ 少し塗料が濃い気がします。
▲ 塗料が濃いので隅に付きません。
▲ 1回目は6分かかりました。ムラだらけです。
ダークイエロー:2回目
▲ 2回目をスタンプしていきます。
▲ 適当にスタンプしています。
▲ ムラを減らそうとしていますが、あまり塗料が付きません。
▲ 2回目は6分です。少し色が付いてきました。
ダークイエロー:3~4回目
▲ 細かい部分に届かないので、先の細いスポンジに替えて…
▲ 隅に塗料が届くようにしましたが…
▲ 凸部に塗料が付いてしまいます。
▲ 塗料が濃いと細部に塗料が付き難いです。
▲ 今回は10分です。凸部が強調されました…
ダークイエロー:5~7回目
▲ 隅にスポンジが届き難いので…
▲ 届きやすい形にカットします。
▲ 塗料が届くようになりました。
▲ 塗る場所に合った形のスポンジを用意しておくと便利です。
▲ スポンジの広い面を使えば平面を早くスタンプできます。
▲ 先の尖ったスポンジで細部を塗っていきます。
▲ 隅を突く感じでスタンプしていきます。
▲ 乾きが遅い時はドライヤーの冷風で乾かします。
▲ 今回は9分かかりました。なかなかムラが消えません。
ダークイエロー:8~9回目
▲ ひたすらスタンプしていきます。
▲ なかなかムラが消えないので、少し擦りつける感じで塗っています。
▲ 今回は6分かかりました。まだ、凹部の塗り残しが目立ちます。
ダークイエロー:10~16回目
▲ ひたすらスタンプしていきます。
▲ 時間は掛かりますが、スタンプするだけなので、作業は難しくありません。
▲ やっとムラが消えてきました。
▲ 塗料が濃いと時間がかかります。
▲ 今回は9分で、合計46分かかりました。これで一旦、終了します。
ダークイエロー:結果まとめ
▲ 16回塗り重ねて、46分かかりました。ちょっと時間がかかりすぎですね。
化粧スポンジ塗装テスト ニュートラルグレイ
ニュートラルグレイ:1回目
▲ 残り半分をタミヤの水性アクリル塗料「ニュートラルグレイ(XF-53)」で塗ってみます。
▲ 今回は少し薄めで塗ってみます。
▲ 化粧スポンジは洗って再使用します。水性なので、洗浄は簡単です。
▲ 塗料が薄いので載りが悪く、凹部に塗料が溜まります。
▲ 濃い塗料に比べて凹部に塗料が入るのは良いのですが…
▲ 1回目はムラを気にせずスタンプしていきます。
▲ 塗料が薄いと乾かないのでドライヤーの冷風で乾かします。
▲ 1回目は1分半でした。乾くと少し色が載っているのが分かります。
ニュートラルグレイ:2回目
▲ 塗料が薄いと伸びがいいので色が付きやすいです。
▲ 2回目は約1分です。少し色が付いてきました。
ニュートラルグレイ:3~4回目
▲ ちょっと薄めすぎかもしれません。
▲ ただ、薄いので塗膜は厚くなりません。
▲ 凹部に塗料が溜まりますが、ダークイエローの時より早く塗れます。
▲ 4回目で、やっと色が載ってきました。
▲ 今回は約3分でした。凹部はしっかり塗れました。
ニュートラルグレイ:5回目
▲ 平面を中心にスタンプしていきます。
▲ ササっとスタンプしています。
▲ 今回は約1分20秒でした。色がちょっと白すぎました。
ジャーマングレイ:1~3+5回目
ニュートラルグレイではドイツ軍っぽくないので、本来のジャーマングレイで上塗りします。
▲ タミヤの水性アクリル塗料「ジャーマングレイ(XF-63)」で上塗りします。
▲ 塗料の濃さは、こんな感じにしました。
▲ 割と適当にスタンプしています。
▲ ジャーマングレイのほうがいいですね。
▲ 今回は約4分でした。色が落ち着いてきました。
ジャーマングレイ:4~5+5回目
▲ 塗料が薄いと色が付きやすいので、作業が捗ります。
▲ 細かい部分にも塗料が入ります。
▲ 今回は2分半で、合計13分半かかりました。塗料が薄いと仕上がりが断然早いです。
ジャーマングレイ:結果まとめ
▲ 10回塗り重ねて、13分半かかりましたが、ダークイエローの1/3の時間で塗れました。
▲ まだムラが目立ちますが、汚すと落ち着くと思います。
▲ 塗料の濃さを調整すれば、筆より簡単に塗れそうです。
塗り分け部分を見ると、迷彩にも使えそうです。
化粧スポンジ塗装のポイント
- 化粧スポンジは塗りやすい大きさにカットし、先を尖らせる等の加工をして使う。
- 塗料が濃いと凹部に塗料が付き難く、凸部の塗膜だけが厚くなる恐れがあり、時間もかかる。
- 塗料が薄いと細部に塗料が回りやすく、早く塗れるが、凹部に塗料が溜まりモールドが甘くなる。
- 最初は薄めの塗料で塗って、細部に色が載ったら濃い塗料で仕上げるほうが良さそう。
- 適当にスタンプするだけで仕上がるので、ミニスケールなら筆塗りより簡単。
まとめ
基本編に続き、ミニスケールの戦車プラモデルで化粧スポンジ塗装を試してみました。
薄い塗料で塗った方が早くキレイに仕上がります。筆塗りより簡単です。
ぜひ試してみてください!
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